いいえ、そうではないよ!!これはIPアドレス不足に対する長期的な対応技術です。 IPV6が現れる前に、現在のIPアドレスを有効に活用する為の短期的な対応技術の事。 CIDRは日本語で「サイダー」と読まれることが多く”Classless Inter-Domain Routing”の略です。 IPアドレスのクラスの概念を排除して適切なサイズでアドレスブロックを配布する為の秘術。

例えば、パソコン5台しかない組織が、クローバルIPアドレスを取得しようと思った場合、一昔前ならば、クラスCあたりが取得できたかもしれません。 しかし今それだけをもらってしまうと過剰配布と言う事で多くの非難を周囲からうけることになるでしょう。 そこでこのような場合にクラスCよりもっと小さい単位でアドレスブロックを分割し、そのうちの1ブロックを割り当てる概念が登場しました。

アドレスブロック(クラスC)の分割と配布可能な組織の数の関係

アドレスブロック(クラスC)

の分割

一つの組織に配布可能な

IPアドレエスの数

配布可能な組織

(ネットワークの数)

分割なし
256個(8ビット)
1
2分割
128個(7ビット)
2
4分割
64個(6ビット)
4
8分割
32個(5ビット)
8
16分割
16個(4ビット)
16
32分割
8個(3ビット)
32
64分割
4個(2ビット)
64

上記の表のように分割すれば、一つの組織に配布できるIPアドレスが少なくなる代わりに、配布可能な組織の数がどんどん増えていくからです。

現在大手のプロバイダ(JPNICの会員となっているプロバイダ)はJPNICからIPアドレスの割り当て業務を委任されています。 これらのプロバイダは小さなアドレスブロックではなく、非常に大きな空間のアドレスブロック(CIDRブロック)をJPNICから事前に配布されています。 したがって、彼らプロバイダは自分の手元にあるたくさんのIPアドレス(ブロック)をこのように細かい単位で「切り売り」して、各組織に分け与えているというわけです。 現在のインターネットにおいては、従来までの「クラス単位による割り当て」ではなく、クラス概念を無視した「CIDR方式による割り当て」が一般的です。

よって、ある組織が、仮に202.215.167.0〜202.215.167.255までのIPアドレスを取得したとしても、それは「クラスC」として取得したわけではなく、あくまでも「CIDRブロック」として取得したことになっている点に注意しましょう!!